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4:水草の生育
4-1:水草がよく育つ設備
水草のためには、植物用照明による適度の光、水中のCO2、栄養の少ないきれいな水、そして養分が必要です。
CO2と養分は、ブルカシステムの水槽では自然に発生しています。
また、魚の過剰な収容や、エサの与えすぎなどがなければ、水中養分もあまり出ません。
植物用照明は、生活用の蛍光灯などに比べて、やや青白い色に見えます。これは、水中には、植物が葉を生長させるのに必要な青系の光が不足しがちだからです。
コケ発生を助長すると、水草たちは負けて枯れてしまいます。
横日の直射やお部屋の照明のように、黄色を多く含んだ光は、コケ発生がしやすい光です。
水草の多くは熱帯魚に比べて高温が苦手です。
27度以上でも元気に茂る種類は限られていますので、温度が高くなる夏場、また暑くなるおそれのあるお部屋では水槽用扇風機をお勧めしています。
魚たちはちょっとした暑さには我慢できるかもしれませんが、1度「ゆで野菜」になったら生野菜には戻らないのと同様に、水草には一時的な水温上昇でも致命的になることを覚えておきましょう。

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4-2:水草が茶色く枯れてしまう

水草の表面が全体に茶色くなる正体は、付着珪藻というコケの一種です。

ガラス壁から始まることがほとんどですが、水中養分が高いと、光の当たるあらゆるところから生えてきます。

対策:1)

マツモ、ウィローモスなど、水中養分を吸い取って養分濃度を下げてくれる植物を利用すると、コケの予防になります。

対策:2)

水中養分の原因はエサの食べ残しです。
1度に与えるエサの量を今よりも減らして、いつも食べ切る量に抑えるとコケの生え方はずいぶん少なくなります。

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4-3:水草から黒い髭のようなものが生えてきた
よくある一番のきっかけは、水草の傷口から漏れた植物の汁です。
アミノ酸などの水溶物と、リン分の供給が大きいときに、黒ヒゲ状のコケがよく出ます。
また、ナマ餌などを与えている肉食魚の水槽でも、ナマ餌の残しから同じようにアミノ酸類やリン分が異常に溶け出すために、黒ヒゲゴケがよく出てきます。
水草が傷つく原因には、以下のいくつかがあります。
コケが生えたときに、水草の葉が汚れたと見間違えてこすってしまうと、葉の表面やヘリに細かい傷が無数についてしまいます。
水草が伸びてきたときに、ハサミなどで無造作に切りそろえてしまうと、たくさんの傷口から青汁のような植物の体内液がたくさん漏れ出してきます。

対策:1)

水草の葉は簡単に傷つきます。
もしゴミや粉が葉の表面についたら、すぐに少し離れた場所から指先で水を爪弾きするような動作で、直接葉をこすらないように小さな水流を起こして振り払うのが良い方法です。

対策:2)

葉に取り除きたい部分がある場合は、葉の途中で切ったりせずに、その葉の付け根から1枚まるごと除去します。
また茎を切り詰めるときには、半分よりも下の部分で、節の場所に合わせて折るように取るのがもっとも早く傷口がふさがりやすい方法です。

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4-4:下の方の葉が一度に脱落した
水草として流通する植物の6割以上が湿地や水辺の種類で、水中にも慣らすことができる性質を利用して水槽用に使われますが、本来は陸上に茂る性質があります。
水草の多くは、陸生状態で流通しています。
この陸生の硬い葉は、水槽に植えられた当初は養分も伝わって生きていますが、水中向けの葉が出揃うと一気に脱落します。
種類によっては、この葉の生え代わり方が顕著なため、上の方の葉を残して下の半分くらいの葉が一度に脱落するのをみて、弱ったのではないかと間違えてしまいます。

対策:1)

まとまった葉の脱落時は、実際には根が張って水中向けの葉もある程度茂ってきたときですので、さらに数週間はいじらずにそのままに伸ばしてあげます。
すると、水中向けの葉の枚数に応じて根の張りも進み、やがて葉の脱落した下のほうの茎からも新芽が出てきます。
このときに、新芽のすぐ上側で思い切って茎を切ってしまうと、根の地力でそのまま新しい株として茂ってくれます。
また、長めに切り詰めた分も近くに植えておくとそのまま株に育てることができます。

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