熱帯魚の専門店ヒロセ トップ > よくあるご質問 > 回答(ブルカミアの濾過・水の浄化)
3:魚の具合が悪い・病気
3-1:診断チェック
魚たちに白い点々がついてきた → 白点病
尾びれなどが傘の骨だけのようになって裂けてきた → 尾グサレ病
ヒレが少しずつ溶けたようになったり、ヒレや体の一部などに出血している → 雑菌症
魚たちがフラフラ揺れて泳いだり、エサを食べているのに腹が凹んでくる → 雑菌症
魚たちがみなほとんど泳がずにじっとしている → 雑菌症
魚たちのウロコが逆立って、体もふくらんできた → 雑菌症

3-2:白点病

白点虫(イクチオフチルス)をはじめとする、寄生性の繊毛虫が、魚のヒレや表皮について病気を起こすことがあります。

虫は水の移動であらゆるところから入ってくるので、ふだんから水槽の中には卵や幼生の状態で存在しています。
温度が急に下がったとき、ヒトでいえば寒気がして鳥肌が立つようなときに、皮膚を守る粘液細胞などの分泌が悪くなり防備が甘くなるために、白点病の発病がよく見られます。

対策:1)

ブルカミアの水槽では、ヒコサンZなどのマラカイトグリーン薬を使って白点病を治します。
水槽の循環ポンプを15分程度止めて、10リットルに1mlの割合で(マラカイトグリーン換算で0.1ppm)入れ、ポンプの電源を戻して丸1日そのまま飼育します。
これを1日1回、3日程度続けて治療します。

対策:2

別の容器に移動して治療が可能な場合には魚を別の容器に移し、水槽と魚の両方に【対策1】を行います。
調節可能ヒーターがある場合には、魚の方の水温を30度まで上げて管理すると効果をより確実にすることができます。

対策:3)

3日後に病状の快復が見られない場合は、更に3日程度を上限に、投薬を延長します。

対策:4)

治療の完了後、薬の影響を受けた浄化菌類を早く復活させるために、最後に薬を入れてから1日以上経っていることを確認した上で、バクターDDを1回投入します。
水槽内の温度が急に下がった原因を突き止め、急な水温変化が二度と起こらないように気をつけて飼育します。

質問一覧へ戻る


3-3:尾グサレ病

ヒレグサレ病とも呼ばれ、条件性嫌気性菌の一種カラムナリス菌が尾ビレに寄生するのが原因です。

カラムナリス菌は、汚濁化が進んだ河川や湖沼に発生します。水槽でも、同じように栄養分が水槽にたくさん蓄積してしまった場合によくみられます。 水槽で起こる病気の中では、一度発生すると比較的伝染しやすい病気です。早めの対策が必要です。

対策:1)

病魚を分けて処置できる場合は、外用殺菌薬のグリーンFゴールドか、総合殺菌薬のエルバージュエースを使用してカラムナリス菌を2日程度で退治することができます。
この間、空になっている水槽のほうは、観パラDを1回使って、嫌気性バクテリアの活動を抑えておくと効果的です。

対策:2)

水槽から病魚を分けることができない場合は、観パラDを使って雑菌を抑えて快復を待ちます。

対策:3)

治療終了後には、薬の影響を受けた一部の浄化菌類を復活させるためバクターDDを1回投入します。

質問一覧へ戻る


3-4:雑菌症
水槽の中は、さまざまなバクテリアたちが生存競争しています。
魚に目立った変化が見られないのに具合を次々に悪くする場合は、水槽内の微生物、特にバクテリアのバランスが悪くなり、殖えてしまった雑菌などがエラに炎症を引き起こして呼吸が苦しくなっている場合がよく見られます。
水底のブルカミア内部がエサ残しなどで目詰まりすると、酸素を好む浄化菌類などは勢力を弱めてしまい、代わって腐敗菌類などがたくさん殖えます。
代表的な症状は、上の診断目安のとおりです。
外見的に何かも変化なくてもエラから炎症が始まる場合には、そとから見た体の変化はないまま弱って死んでしまいます。
雑菌が多い場合は、いったんその日だけエサを止めて薬治療を始めます。
雑菌がいるときに何も処置せずエサを与えてしまうと、雑菌まみれのエサを食べた魚たちが今度はお腹を壊して、消化吸収が止まってどんどん痩せてしまうこともあります。

対策:1)

水槽の底のブルカミア表面を指先で少し弾くようにして水底をチェックします。
茶色い土粉が少しだけ舞ってすぐに透明に戻る場合は、健康な状態です。
細かい白濁が舞い上がって、中々濁りが戻らない場合は、汚れが溜まり雑菌類ががたくさん殖えている状態です。
水底の表面のブルカミアを細いホースで水ごとザルに吸い出して、そのザルを水かぬるま湯を満たしたバケツなどに浮かべるように軽くゆすぎ洗いして、溜まった泥ゴミを除去してから水槽に戻します。
最初のセッティングから半年以上経っている場合は、新しいブルカミアでリセットしたほうが確実です。

対策:2)

生き残っている魚たちをよく観察して、元気のなさそうな魚がいるようなら雑菌対策の薬を水槽に入れます。
このときに使う薬は「観パラD」という薬です。水10リットルに1mlの割合で入れます。通常の形の30cm水槽には1ml、40cm水槽には2ml、60cm水槽には5mlが使用適量です。
これを1回入れると、2~3日の間、薬が効いて環境を整えることができます。
3日後にまだ状況が改善しない場合は、同量をもう一度投入して2~3日間経過を観察します。

対策:2)

悪化が止まったら投薬を中止し、影響を受けた濾過菌を復活させるためバクターDDを1回入れます。

質問一覧へ戻る